90年代に連載された伝説の作品であり、
絶筆宣言後、しばらく消えたマンガ家になっていた作者
「岡崎武士」の代表作である。

第一部完という形で終了していた本作だが、
「レッツラグーン」でマンガ家業を再開した事から、
本作も、再編集特別版として日の目を見た。

当時のファンタジー系作品としては、
その画力において卓越した存在で、
バスタードに匹敵するトーン技術の作品だったが、
「岡崎武士」も「萩原一至」も共に、
「まつもと泉」のアシスタントを経ているという点が面白い。


ただし、その後、マンガ界において
ファンタジー系作品のレベルが凄まじく上がってしまった為、
2010年代の現在において、
改めて読み直せるほどの面白さは、正直ない。

また、追加された後日談も8ページのみで、
正直、未完に終わった作品を回収できるほどのものではなかった。

しかし、その辺りの経緯を全て告白した
3巻のあとがきは、やはり感慨深いものがあり、
当時を知っている方には、この「あとがき」こそを
読んでもらいたいわけである。

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